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古川さんのお話しと「内省」の勧め

 学園の公式facebookにて報告済みですが、11月19日に宇宙飛行士の古川聡さんが栄光学園にいらっしゃいました。それで私が思い出したのが、以前、古川さんが生徒さんの質問に応える中でお話しくださった次のエピソードです。(柳下の記憶によるので細部はこの通りではないと思います)

 

 古川さんが中学生のときのことです。野球部の基礎トレで走っていたのですが、その日はとても苦しかったので、最後の方で手を抜いて、ちょっとゆっくり走ってしまいました。すると、部活が終わってみると後味が悪い気分で、後悔する気持ちが強くなってしまったそうです。それで「こんな気持ちになるくらいなら手を抜くのは止めよう」と決心した、というお話しでした。

 

 イエズス会教育では「内省(リフレクション,Reflection)」を大切にします。学びのスタートは「経験」ですが、経験を深い学びに導くのが内省です。内省は「自分のこころ・感情の動きをしっかり観察すること」からはじまります。上記の古川さんのお話しは「中高時代の日常生活への内省と洞察が、人の生き方を導く」ということの好例だと思います。

 皆さんの今日はどのような一日でしょうか。夜、休む前の内省には人生を変える力があります。お試しあれ。

上の野球帽が2011年の飛行記念品・下が今回(2023年)の飛行記念品(非売品のペナント)