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校長センセは宇宙人なのです

2月・3月のNHK「みんなのうた」で「校長センセ宇宙人説」という歌が放送されていました。話題にするのが遅くなってスミマセン。

栄光学園の校長は今年度も宇宙人です!校長室に銀色のヘルメットはありませんが、地球という小さな青い星出身の宇宙人なのでした。みなさん誰もが宇宙人です!

前述の歌は、たのしい歌でアニメもPVも素敵です。私は好きになったのですが、歌詞で一か所だけ注文をつけたくなりました。どこだと思いますか?よかったら、この先の文を読むのを止めて、歌詞を探して読んで考えてみてください。(写真は雨に濡れるウラシマソウ。宇宙から来た植物?)

歌詞は全体としてとてもいいメッセージだと思いますが、私が引っ掛かったのは最初の校長センセの決め台詞、「悲しみのない星をつくるのが君らの仕事です」。

これを聞いた「君ら」が、「理不尽な悲しみ」の「理不尽」が省略されているのだと、推察して読み取ってくれればOKなのですが、単純に「悲しみのない星」だとすれば、私はそんな星に生まれたくないと思ってしまったのです。悲しみが一つもなかったら、そんな人生はつまらないと思いませんか?

悲しみも大切な感情の一つで、「喜・怒・哀(悲)・楽」のそれぞれが人生を豊かにしてくれます。本物の喜びを味わうには、悲しみに耐える体験も私たちには必要なことなのだと思います。私はしばしば歌詞に注文を付けたくなることがあるのですが、省略された言葉を自分なりに補って受け取ればいいこともあると、この歌を聴きながら改めて気付いた次第です。