沖喜先生追悼コンサートに静寂を聴く

 昨日、栄光学園が後援する「栄光メサイアソサイエティ」によるコンサートが鎌倉芸術館で行われました。2022年にお亡くなりになった本校の元音楽科教諭、沖喜(おきき)英雄先生の追悼コンサートでした。アンコールでは聴衆も一緒になって、沖喜先生作曲の栄光学園校歌「緑なす相模野」を感動的に歌い上げました。

 素晴らしい演奏でしたが、私にとって最も印象に残ったのはモーツアルトのレクイエム、ラクリモーサの後の「静寂」でした。ラクリモーサはモーツアルトの絶筆になった曲です。指揮者の吉田秀文先生は、ラクリモーサ終曲後だけ長めの静寂、いわば祈りの時間をとってくださいました。コンサート会場全体が、沖喜先生を偲び、称えた、祈りに包まれた時間だったように私には思えています。

 

 沖喜先生は音楽を愛された、とても穏やかでやさしい先生でした。筑波からコンサートにかけつけてくれた同期のFさんは「沖喜先生には音楽もだけど、中1の海のキャンプで泳げない私に丁寧に泳ぎを教えてくださったことが忘れられない」とおっしゃっていました。

 よい時間を多くの方と分かち合えました。音楽、芸術は素晴らしいですね!

 指導された吉田秀文先生、栄光メサイアソサイエティの皆さま、このコンサートを支えてくださったすべての皆さまに深く感謝します。